Waves-Abbey Road Vinyl…音レビュー
- 2018/02/06
- 02:29
Get Demoで試して以来、ずっと前から狙っていた
Waves Abbey Raod Vinyl

を入手。29ドルで。
ビニール…いわゆる「レコード」の音質とその独特のニュアンスをシミュレートするプラグイン。
必要でない人には必要でない…眉唾ものプラグイン。
Wavesのプラグインの中でもわりと地味。
でも。
Try Demoで試した瞬間に「あ、これは欲しい!」っとなった久々のプラグイン。
でも29ドルまでは待ちました…(小声)
この音質変化、嫌いな人は絶対にいないと思う。
リミックスで試してみたので、その音源を置いておきます。
なんとなく目的の似るプラグイン、
Waves Kramer Master Tape
Waves J37 Tape
と比較。
モニター志向なヘッドホン、少なくともしっかり全レンジの聞こえるイヤホン視聴を推奨。
違いがわかりやすくなるようWaves L3-MultiLLとIK Stealth LimitterでRMS10あたりまで上げています。
私のモニター環境
TASCAM US20×20
Shure SE215SE
Sony MDR-CD900ST(Umbrella Company Mod)
Sony MDR-7506とWaves NX(バーチャルモニタースピーカーシミュ)
以上の環境で、違いははっきりわかりますし、具体的に言葉で説明可能です。
リミックス楽曲提供:Wasting Away - Alexx Calise
↓挿した時点での波形変化。ホワイトやらクリックやら、ノイズやらが乗っている。もちろんオフにもできます。歪も結構ある。

①オリジナル(プラグイン無し)
普通に及第点のMIXした感じ。
とはいえ、60~70年代のレコーディングプロセスを踏襲し、録り段階でNeve 1081&1073(Ik EQ81,Schapes 73とIk EQ73、)、33609(Ik Precision Comp)+J37、ミックスで1081、とNLS…といったNeve系のプロセッサ・プラグインをメインに使用しているので、ProTools単体よりちょっとねちっこくなっています。
ちなみにリファレンスはLAのSteakHouse StudioのEMI/NEVEサウンド。
②Waves-J37(Abbey Road StudioのMTRテープデッキのシミュレーション)
超高域がちょっと鈍ったか?ボーカルのS行をよく聞くと、すこし聞きやすくなっているかな…気のせいか…?
インプットの突っ込みを抑えたせいか、正直そんなに違わない。
③Waves-Kramer Master Tape(Ampexのテープレコーダーのシミュレーション)
インプットは少し突っ込んで、若干テープコンプを使った状態。OverBias、15inch。
スネアの余韻がカラッと乾いている。質感がジョリッとした。
0:40くらいからのAメロがわかりやすい。
僅かに漂うストーンズ臭(笑)
③Abbey Road Vinyl
なめらか~~~、バスコンプをかけたような接着感。でもなぜか心地よい。
ボーカルのS行を聞くと、超高域が伸びているようだ。
キックが図太く・中抜けになり、モダンなサウンドに聞こえる。
④全部掛け
オリジナルと比べ明らかにハイが伸び、ミッドが抜けてローがタイトになっています。
場所によってはハイが抜けすぎてうるさく感じる。
音は古いのに、雰囲気はモダン。
最近の岸田教団を思い出す、正直めちゃ好みなサウンド。
このプラグイン。
ただ音楽をミックスするだけなら必要じゃないです。
でも、いい音にしたい、いい音楽に仕上げたい、という意思の有る方には、ぜひ使ってみて頂きたい。
全国のレコーディングを考えてる皆様(が見てるのかわからんが)、自分たちのアルバムを作る際には、ただの記録なのか、自己満足なのか、他己満足なのか、目的をしっかり定めたほうがいいですよ…。
エンジニアを名乗っていても、いい音楽へ仕上げられないエンジニアは相当数実在しますからね…。
そういう面では、録り…どころかアレンジ段階から自分で責任を持てるDTMerはいい立場にいるのかな。
自分が好きなら作曲者も好き、演奏者も好き、MIX,Masterエンジニアもプロデューサーも好きってことですもんね。
いや、それは良いとして。
海外のYoutube-EDM界隈の方々がMIX BUSに使っているのをたまに見かけます。
この質感は純粋に「カッコイイ」。
正直言って、これは他人に教えたくない類のプラグイン。
俺だけこの音独り占め的な。
この名前のくせに、モダンな楽曲のほうがかえってマッチしそうです。
この種のプラグインで得られる「質感」というものは、EQやらコンプやらで何をしようが、絶対にだせないものです。
本当に、通すことでしか得られない質感。
当時トップクラスのアーティストでなければ得られなかったアナログの奇跡を、デジタルで簡単に再現できてしまう…
そんな時代に生きているんやなって…(遠い目)
それが29ドルで手に入るんやなって…
Waves Abbey Raod Vinyl

を入手。29ドルで。
ビニール…いわゆる「レコード」の音質とその独特のニュアンスをシミュレートするプラグイン。
必要でない人には必要でない…眉唾ものプラグイン。
Wavesのプラグインの中でもわりと地味。
でも。
Try Demoで試した瞬間に「あ、これは欲しい!」っとなった久々のプラグイン。
でも29ドルまでは待ちました…(小声)
この音質変化、嫌いな人は絶対にいないと思う。
リミックスで試してみたので、その音源を置いておきます。
なんとなく目的の似るプラグイン、
Waves Kramer Master Tape
Waves J37 Tape
と比較。
モニター志向なヘッドホン、少なくともしっかり全レンジの聞こえるイヤホン視聴を推奨。
違いがわかりやすくなるようWaves L3-MultiLLとIK Stealth LimitterでRMS10あたりまで上げています。
私のモニター環境
TASCAM US20×20
Shure SE215SE
Sony MDR-CD900ST(Umbrella Company Mod)
Sony MDR-7506とWaves NX(バーチャルモニタースピーカーシミュ)
以上の環境で、違いははっきりわかりますし、具体的に言葉で説明可能です。
リミックス楽曲提供:Wasting Away - Alexx Calise
↓挿した時点での波形変化。ホワイトやらクリックやら、ノイズやらが乗っている。もちろんオフにもできます。歪も結構ある。

①オリジナル(プラグイン無し)
普通に及第点のMIXした感じ。
とはいえ、60~70年代のレコーディングプロセスを踏襲し、録り段階でNeve 1081&1073(Ik EQ81,Schapes 73とIk EQ73、)、33609(Ik Precision Comp)+J37、ミックスで1081、とNLS…といったNeve系のプロセッサ・プラグインをメインに使用しているので、ProTools単体よりちょっとねちっこくなっています。
ちなみにリファレンスはLAのSteakHouse StudioのEMI/NEVEサウンド。
②Waves-J37(Abbey Road StudioのMTRテープデッキのシミュレーション)
超高域がちょっと鈍ったか?ボーカルのS行をよく聞くと、すこし聞きやすくなっているかな…気のせいか…?
インプットの突っ込みを抑えたせいか、正直そんなに違わない。
③Waves-Kramer Master Tape(Ampexのテープレコーダーのシミュレーション)
インプットは少し突っ込んで、若干テープコンプを使った状態。OverBias、15inch。
スネアの余韻がカラッと乾いている。質感がジョリッとした。
0:40くらいからのAメロがわかりやすい。
僅かに漂うストーンズ臭(笑)
③Abbey Road Vinyl
なめらか~~~、バスコンプをかけたような接着感。でもなぜか心地よい。
ボーカルのS行を聞くと、超高域が伸びているようだ。
キックが図太く・中抜けになり、モダンなサウンドに聞こえる。
④全部掛け
オリジナルと比べ明らかにハイが伸び、ミッドが抜けてローがタイトになっています。
場所によってはハイが抜けすぎてうるさく感じる。
音は古いのに、雰囲気はモダン。
最近の岸田教団を思い出す、正直めちゃ好みなサウンド。
このプラグイン。
ただ音楽をミックスするだけなら必要じゃないです。
でも、いい音にしたい、いい音楽に仕上げたい、という意思の有る方には、ぜひ使ってみて頂きたい。
全国のレコーディングを考えてる皆様(が見てるのかわからんが)、自分たちのアルバムを作る際には、ただの記録なのか、自己満足なのか、他己満足なのか、目的をしっかり定めたほうがいいですよ…。
エンジニアを名乗っていても、いい音楽へ仕上げられないエンジニアは相当数実在しますからね…。
そういう面では、録り…どころかアレンジ段階から自分で責任を持てるDTMerはいい立場にいるのかな。
自分が好きなら作曲者も好き、演奏者も好き、MIX,Masterエンジニアもプロデューサーも好きってことですもんね。
いや、それは良いとして。
海外のYoutube-EDM界隈の方々がMIX BUSに使っているのをたまに見かけます。
この質感は純粋に「カッコイイ」。
正直言って、これは他人に教えたくない類のプラグイン。
俺だけこの音独り占め的な。
この名前のくせに、モダンな楽曲のほうがかえってマッチしそうです。
この種のプラグインで得られる「質感」というものは、EQやらコンプやらで何をしようが、絶対にだせないものです。
本当に、通すことでしか得られない質感。
当時トップクラスのアーティストでなければ得られなかったアナログの奇跡を、デジタルで簡単に再現できてしまう…
そんな時代に生きているんやなって…(遠い目)
それが29ドルで手に入るんやなって…
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