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[2]SONY MDR-CD900ST 低域割れ・ビリ音修理 実践・完了

先駆者様


前記事より続き


私のMDR-CD900STを襲ったトラブル…

重低音を聞いた際、左ドライバから「ビリビリ・ザザザ」と割れたような音がする…というもの。


発生する状況とヘッドホンの構造から見て、左ドライバーユニットの振動版が変形したものと思われます。
というわけで、
実際に900STを(ちょっと)分解、ビビり音の修理を行います。
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私はこれで本格的にヘッドホンを壊してしまっても問題なく修理できますので対症療法として実践し、結果として成功しましたが、
基本的に、壊れたものは買い替えるか修理に出してください。
本記事の内容を実際に行う際は自己責任で施工していただきますようお願い申し上げます。
いかなる損害に関しましても当方は責任を負えませんのでご理解賜りますよう。
一応。



①まずイヤーパッドを外します。
こんな風に手で持って、右手人差し指をトリガーを引くみたいに引くとイヤーパッドが引っかかってすこし外れます。
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(手荒れは体質です、キニスンナ)

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剥けました。



真ん中の銀色の金属製物体がドライバーユニット。(ヘッドホンの心臓部なのであまりいじらないように)
その中に入っている、ビニール的な透明なものが振動版です。
ドライバーユニットは磁石になっています、ドライバー(ねじ回し)とか、金属のものを近づけすぎるのは厳禁。
特にねじなんかは、下手すると内部に吸い込まれてユニットごと死亡します。
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だいぶ昔、へたってきたので交換したドライバーユニット。基本的にヘッドホンは消耗品なので、定期的な買い替えか交換を。
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さあ、その心臓部に口をあてがって…
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やさしく息を吹き込む!やさしく吸う!
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テストトーンとしてSub Bass Dropを再生すると
↓音量が大きいとキツイので注意。



無事復活‼
(私の場合)



クッソ荒療治ですが、見事に復活しました。
出音も以前と変わりなく、素晴らしいまま。

他のヘッドホンじゃ再現されなくて、なおかつヘッドホン筐体の共振とかにしては音が異様すぎるから、正直疑うポイントとしては
ここぐらいですよね。結果からして、案の定、という感じ。

先駆者様のイヤホンと違って、ヘッドホンはパーツがでかい分交換修理がやりやすいのもトライの決め手になりました。
しかも900STはバラ提供されてるパーツを組み合わせて、一つの完動本体を作れちゃうくらい代替パーツの入手が容易なのもうれしい。


交換する場合は左右同時が基本だから4000円くらい浮きました!








いやまぁ、ゆーて数年おきくらいで交換してるものなんですけどね。
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プロフィール

Matsuda

Author:Matsuda
1999年生。

弾ける楽器
バイオリン("元"中部地区1位)・ピアノ/キーボード
ギター・ベース・ドラム

MI Japanに2年、USA Boston留学を経てレコーディング・ミックス・ポストプロダクション等まんべんなく。


ジャンル…いろいろ。jazzからDjentまで。
好きなアーティスト…MAGNETICO/岸田教団/Larry Carlton/Gregole Hillden

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