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[2]AKG K271 MkⅡ vs 900STmod


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というわけで、私が選んだのはAKG K271 MKⅡでした。

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AKGのロゴって、音響のことがわかる人間がみればクールなんですが、何も知らん人間が見たら無粋なことを言いそうな見た目ですよね( ^ω^)…

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というわけで、開封。開封に関しては、他にもレビューが多くありますので、画像を載っけるだけにしておきます。

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°∀°

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付属の布系イヤパッド。最初から装着されてたレザーっぽい材質の奴は
めっちゃ蒸れそうなので私はこちらに交換しました。
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900STと大きさ比較。圧倒的にでかい。

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折りたたむと倍以上の大きさですかね。

 

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取り回しはカールコードが好きなので、付属してくるカールコードに変えてみました。SONY MDR-7506のカールコードと比べるとやや小ぶりで、やや安っぽい(笑)


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プラグ本体はミニフォンプラグで、標準フォンへの変換がついてくる形となります。7506も同様のシステムなので試してみたところ、7506のミニプラグにも本機に付属の変換が使えました。

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ミュートスイッチ。頭にかぶるとリングっぽいものの内側が上に押され、スイッチが解放されて音が出ます。


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プラグ部分。右は900ST。
TASCAM US20×20インターフェイスのヘッドホンアンプ部だと、マグネット部の仕様の違いで、K271側を2時分くらい上げるとだいたい同じ音量になります。


ヘッドホン新調のきっかけとなった「遮音性」に関しては…

そう。この静かさだ。…

ノイズキャンセリングみたいな気味の悪い静寂でもなく、でも確実に音が遠ざかる。ちゃんとイヤパッドが役割を果たしています(笑)



さて、900STとの比較になります。

リファレンス音源はサインスイープ音源と

MAGNETICO   Sevenfold/Death Race
Brand-X nightmare   Patroll・Malaga Virgen/Livestock
岸田教団&The明星ロケッツ  無重力SINKER/.JP
Born Of Osiris   Maschine
Studio jams.com   Red Baron/Sigma Sound Studios

900STmodのほうが圧倒的に音が「近い」です。
900STは目の前に張り付いたような音。奥行は無論感じ取れますが、それでもあまり遠くへは行きません。ライブアルバムであるBrand-Xの方は特にそうで、バンドに左右180°と上下90°を囲まれて、演奏を2~3m程はなれて聞いているような感じ。

音が近いからか、アタックやリリースの具合はこちらのほうがわかりやすいですね。4芯でグランドを分けているから…かどうかは知りませんが、ステレオ空間の広さは劣りますが、その分変化が知覚しやすい。打点も見やすい。

演奏時のモニターとしてはやはり強いですね。遮音性も常識的なドラムレコーディングくらいまでなら十分対応できますしね。


K271はもっと離れ、5~6mのところからちょっと激薄のビニールでもおいて聞いているような印象(なんじゃそりゃ)。すこしクールというか、冷静沈着…という言葉が浮かびます。
音響的にチューニングされたスタジオのラージモニターの出音を彷彿とさせる、どこか距離を感じるペタッとした質感の音。ハットの音や、ハイサンプリングレート作業時のリバーブWET音だけを聞くとわかりやすいですが、広域までのフラットな余裕を感じます。
スペック的には、900STが上限30,000kHz、K271が28,000kHzとなっていますが。

AKGサイトにあるなんたらかんたら技術の恩恵か、密閉型の普遍的な弱点であるローの出音が優秀で、100Hz付近の成分が多い音(キック・ベース・タム類)を密閉型ヘッドホンで聞くと感じられる、「ボン」という音を感じません。これはかなり凄い特徴で、まさにモニターヘッドフォンの鑑、これだけで圧倒的な長所となり得ると思います。

Djent系でよくある、Sub Bass Dropもただの低周波スイープ音として聞こえます。まさに「冷徹に見渡す(モニターする)」感覚。


極低域から極高域までピークもディップも作らず、入力された音をそのまま余裕をもって音声振動として出力してきているというのがわかります。

900STmodがU87、K271はC414 XLS…みたいな。

…ミキシング時にはこっちのほうがええな。



ええやん、気に入った‼


大事な余談として、ネット上ではDTM用途に900STが猛プッシュされていますが、900STは楽器のタイミング・ピッチずれ、クリップなどラージモニターでは確認しづらい「細かいところ」を確認する…というレコーディングスタジオでの標準的なヘッドホンの使い方を想定して開発され、それに特化したものですから、ミキシングに使うのはあまり得策ではないと思います。
オリジナル品は特にロー・ローミッドが曖昧気味ですし、中高域が音速でがっつり飛んでくるので耳がすぐ疲れて、正しく音を見渡せなくなります。

それはMOD品だろうが同様で、私もミキシング時にはモニタースピーカーを使うか、WAVES NXでラージモニターの出音に補正して使いますからね。


「アーティストはこの音で聞く」というのはその通りですし、私がたまにバイオリンを録音する際には他のヘッドホンだとハウジングがでかすぎてまともに構えられず、レコーディングに欠かせないのも事実です。
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しかし、DTMerが忘れがちなこととして、実際の音楽制作の現場では
「基本的にアーティストとエンジニアは別人」
ということを知っておくべきだと思います。
DTMerはその両方をこなすことが多いですし、最近はプロでも両方をこなすことが求められだしてはいますが、900STはその時代を予見して生まれた存在でないことを思い出すべきです。それぞれの場面で求められるものは似通ってはいますが、最優先されるものは違いますから…


ちなみにMDR-7506はというと、、、
中域に妙な濁りを感じるのと、音が遠くて音量をあげないと変化がわかりづらいのとで、やっぱりレコーディング・ミックスでは単体じゃ使っていません。
(カールコードで取り回しやすいので)外でのPA業務とか、WAVES NXで7506に特化したヘッドホンEQ補正をかける際には使いますが。



ところで、聞き比べをしている中で、ふと。
すでに完成された音源は、ミックス・マスタリングの段階ですでに音作りがなされ、隙間を埋められてしまっていますから、高解像度なモニターヘッドフォンで聞くとふくらみもへこみもないペタッとした音像になってしまうのかな、と思いました。


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Matsuda

Author:Matsuda
リアルでもバンドを組む未成年DTMer。メインパートはギター・ベース・ドラム・キー・ピアノ・バイオリン。

メインはぎたー。
60~70sブルース・ロック、jazzからHR/HM、ビジュアル系にプログレメタルまで何でも
聞きます。弾きます。作りたい。

そんな感じのブログです。

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